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第40回 「空く」の読み方は、「あく」ですか、「すく」ですか。

第40回 「空く」の読み方は、「あく」ですか、「すく」ですか。

ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。

 

 

 

「空く」の読み方は、「あく」ですか、「すく」ですか。

 

答えは「どちらもある」です。 2つとも「空間」に関係がありますが、意味はちょっと違います。

まず、「あく」ですが、こちらはその空間の中に何もない、つまりゼロの状態のことです。例えば、トイレの個室をノックして、なにも返事がない場合「あいている」と言います。

一方、「すく」は、ゼロではないけれど「少ない」という意味です。「休日の朝の電車は、いつもよりすいている」のように使います。

 

では、もしレストランやカフェに入って席を見つけて、お店の人に座ってもいいかどうかを聞きたいとき、何と言ったらいいでしょうか。 答えは、「ここ、あいていますか」。

これが言えたら、あなたも上級者ですね。

 

ところで、読み方は「どちらもある」と言いましたが、一般的には、「すく」のほうはひらがな、「あく」は漢字で書くことが多いようです。

 

 

 

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