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第32回 道を聞いたら、「歩いて10分はかかりますよ」と言われました。 これは「ちょうど10分」ですか。

第32回 道を聞いたら、「歩いて10分はかかりますよ」と言われました。 これは「ちょうど10分」ですか。

教えて!ミミ先生 第32回 

 

ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。

 

 

Q:道を聞いたら、「歩いて10分かかりますよ」と言われました。
これは「ちょうど10分」ですか。

 

 答えから言うと、「ちょうど」ではありません。

 「最低でも10分。たぶん、もっとかかる」という意味です。

 「数字+は」は、はっきりわからないけれど、その数字が最少・最低のラインで、本当はそれ以上だと思うときに使う表現です。

ですから、この「10」で、話し手は「かなり遠いですよ」「けっこうかかりますよ」という気持ちを伝えているのです。

 

この表現は、道を聞くとき以外も、よく使われます。

 

 例1)このテストはむずかしいから、全部解くのに1時間かかります。

 例2)姉の新しいバッグは人気ブランドの商品で、5万円したはずです。

 

 皆さんも、もし次のテストの問題がやさしいなと感じたら、

「今日のテストで85取れたと思います」

 と、自信をもって話してくださいね。

 

 

 

 

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