ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。

Q:「話せる」と「話すことができます」は、使い方も同じですか。
A:「可能形」と「動詞の辞書形+ことができる」の違いですね。
日本語を勉強しているみなさんは、まず「ことができる」を習ってから、「可能形」を習ったと思います。
この二つの意味は同じですが、使い方にちょっと違いがあります。
「可能形」のほうが会話でよく使われ、「ことができる」は書くときによく使われる表現なのです。
一般に会話でよく使う表現のほうが短くて、言いやすいもの。つまり、実は先に習った「ことができる」のほうがフォーマルな印象を与えるのです。
ところで、みなさんは小論文を書いたことがありますか。
「〇字程度で」「〇字~〇字で」など文字数のラインがあって、それを超えるのはけっこう大変ですよね。
では、ちょっとアドバイス。「ことができる」を使えば、印象もフォーマルになり、文字数も増やせますよ。