第93回 「話せる」と「話すことができます」は、使い方も同じですか。

第93回 「話せる」と「話すことができます」は、使い方も同じですか。

ARCで日本語を教えているミミ先生が、みなさんの日本語や日本文化の質問に答えます。

 

 

 

Q:「話せる」と「話すことができます」は、使い方も同じですか。

 

:「可能形」と「動詞の辞書形+ことができる」の違いですね。

日本語を勉強しているみなさんは、まず「ことができる」を習ってから、「可能形」を習ったと思います。

この二つの意味は同じですが、使い方にちょっと違いがあります。

「可能形」のほうが会話でよく使われ、「ことができる」は書くときによく使われる表現なのです。

一般に会話でよく使う表現のほうが短くて、言いやすいもの。つまり、実は先に習った「ことができる」のほうがフォーマルな印象を与えるのです。

ところで、みなさんは小論文を書いたことがありますか。

「〇字程度で」「〇字~〇字で」など文字数のラインがあって、それを超えるのはけっこう大変ですよね。

では、ちょっとアドバイス。「ことができる」を使えば、印象もフォーマルになり、文字数も増やせますよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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