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[学生の作文]日本語を勉強するきっかけ

[学生の作文]日本語を勉強するきっかけ

 

このコーナーでは、在校生が書いた作文をご紹介していきます。

 


 

日本語を勉強するきっかけ

サイ ヤニ(中国)

 私は小さい頃から、アニメを見ていました。小学校二年生の夏休みのテレビ番組で日本のアニメと出会いました。日本のアニメは当時の私に対して、今までにない素敵な出会いでした。中国と全く違った絵柄、物語や音楽など全て私を引きつけてくれました。その時から、私は日本のアニメに夢中になり、日本語の日常会話が問題なくできるようになっていました。

 

 でも正式に日本語を勉強し始めたのは高校二年生の時です。高校の日本語の選択授業で先生に「日本語がこんなに上手なら、日本語の成績で受験してみたら」と言われて、親と相談しました。そして、授業をするための日本語の勉強を始めました。

 

 日本語の勉強を始めたときは、私は英語の勉強はつらいと感じました。高校に入り、英語は急に難しくなりました。教わった文法がわかるとしても、いざ問題をとく時はなかなかうまくとけない。英語に対する自信もなくなってしまいました。だから、日本語を学ぶのは、本当に楽しい時間でした。日本人の先生の授業のやり方はとても面白いし、生徒の数も多くないし、勉強の効率は非常に良かったです。半年勉強しただけで、N2に合格しました。そして、更に一年でN1も合格しました。私も自信をもって、ますます日本語の勉強が好きになりました。

 

 日本語の勉強はありえないほど順調で、「英語の代わりに日本語で試験を受けたほうがいい成績を取れるだろう」と考えていました。その時、日本語の先生に「日本に留学しても、サイさんなら生活ではきっと問題ないでしょう」と言われて、「これは自分にとっても一つのチャレンジだ」と思いました。そこで、親ともう一度相談して、留学しようと決めました。

 

 今は日本に来てすでに半年経ちました。日本での生活にも少しずつ慣れてきました。一人で異国に来て勉強したり、生活したりすることは、私の一生でも忘れられない経験になると思います。